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コラム

アドバイザー 河合佐好子

春の兆しがあちこちにみられるようになりました。

春には野菜がとれない時期があり、「端境期」と呼びます。この時期、つくしや山菜、タケノコなど、山の恵みや野草をいただく習慣があるのもそのためです。さらに、春の野草はあくが強く、そのあくの強さが実は強力な解毒作用、排せつ作用のしるしで、寒い冬の間に体を動かず汗もかかず、体にため込んだいろんなものを排泄する助けをしてくれるのです。

 食べ物のことを学べば学ぶほど、自然の中に必要なものはすべてある、と感じます。その時期に必要なものを自然界が用意してくれています。ぜひ旬の地球からの恵みをそのままいただきましょう。その際に、皮の部分もなるべくいただくこと。なぜなら、皮にこそ、植物が自分を守ろうとして身につける「ファイトケミカル」と呼ばれる抗酸化作用に富んだ成分が入っているからです。これがプラントベース(菜食)かつホールフード(丸ごと)が大切であると言われる所以です。

次回もさらにプラントベース・ホールフードについて書いていきます。

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