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コラム

アドバイザー 本庄圭子

 高齢化に伴い慢性疾患を抱える人が増えているのに、コロナ感染を恐れ受診控えが広まり続けている状況に、家庭医・主治医を担う開業医の先生方には歯がゆい状況が続いていると察しいたします。

 私は2回アメリカの大学に行き、2回ともサイエンス系の学部(人間環境学部人間発育、生物学部分子生物学)を、学び卒業したため、日本語・英語の医学論文が読み理解ができるようになり、そこから得た情報を基に、一般向けの健康講座や市民団体を立ち上げ、高齢者向けの健康講座を開催しています。また、自身が婦人科系の慢性疾患を抱えており、患者の会での活動もしております。
 そこでいつも思うのが、慢性疾患を抱えた状態であるにも関わらず、「病気になった時だけ病院に行く」という人が多いことです。その最大の理由として、慢性疾患の意味を理解していないことが根底にあります。そのため、特に患者の会では、慢性疾患の意味と、完治と根治、寛解の言葉の意味を説明することの重要性をひしひしと感じており、そこの理解に必ず時間を割いています。

 家庭医・主治医を担う開業医の先生方でも、特に慢性疾患を抱えた患者の場合は、継続での加療の必要性を説明したいと思っている方が多いかと思います。しかし、限られた保険点数の中では「説明の時間」に対する対価はなく、年々削られる点数の中で看護師などの人件費や賃借料、高額の医療器材の購入費・維持費など諸々を確保しようとすると、どうしても一人にかけられる時間は限られるため、思うように患者教育ができずに歯がゆい思いをされている先生方も多いかと思います。

 私たちは分子生物学などの専門性を持ったものであり、患者側に立つ側でもあります。そのため、患者側がどういうケアを欲しているのかがわかる立場であり、その説明もできる立場にあります。
 定期的に勉強会などの開催、クリニック新聞などの執筆・発行など、大病院などの組織であるような患者の会のような活動を通じての患者教育の実施を承っております。未病のうちから各先生の医院・クリニックでの患者教育の取り組みを知ってもらい、通院後も途切れる事のない継続治療の重要性を理解できるよう患者さんに働きかけ続けることができます。先生方には保険点数内でできる限りの診療を最大限に行っていただけるよう、精一杯の協力をいたします。 是非私たちの取り組みをご活用ください。

次回からは、患者の会などで実際に行った事例などのご紹介をしていきたいと思います。

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